きょう、また拓殖大学の社会人講座にいってきました。講師は有名な桜井さんです。
こんど国会で国立大学法人化法案が採決されるようですが、これはひどいと言っておられました。
この法案だと97国立大学の学部、学科に中期目標を指示することが文科省ができるようになり
人事も学長の人事権はもちろんありですが、天下り用として、人事権無用の監事2名、理事4〜8名
を（これらは誰もクビにできない）文科省から送り込めることになり、国立大学はほぼ文科省の
支配下に入るらしいのです。
監事や理事の人件費だけでも100億円が国から支出され、政府を批判するような学長、教授は
文科省が自由にクビをきることもできるようになるらしいです。
小中学校でも教育がゆとり教育が推進されて、官僚の支配権が弱ってきているので、こういう
法案をつくり、かれら官僚の権力をここで維持したいというのが、この法案を作った文科省官僚の
本音じゃないかといっておられました。
まったく、私もこんな法案あることさえしりませんでしたが、まったく、あきれるような内容ですね。
大学の研究なんて意外なところから大きな成果がでてくるものであって、現場を知らぬ官僚が
かってに、こんな目標設定やるなんて笑止千万ともいっておられました。まったく改革に逆行するような
この法案にたいへん怒ってらっしゃるようです。
こういうことを審議する委員に橋本聖子、大仁田議員などの現状を
理解できない自民党のおかざり議員がはいっていることも、じつにおかしな今の日本の
現状だともいっておられました。
私もまったく同感です。
お隣には、こういう女子大生も座ってくれるのでいいです（笑）
きょねんの6月、行ったときと、相変わらず、見た目も語り口も、すごくかわいらしく
おられるのに、ジャーナリストとしての意志は非常に強いものをもっておられるようですね。
去年の講義のまとめ
昨年の2002 6/27桜井さんの講演から！
*日本の軍隊は無条件降伏だが日本国はそうではない！
*日本人に対して占領軍は忠信、公（おおやけ）の考えを押さえ
ラジオ放送などで、個人主義をうえつけようとした。
*日本人に国のため、みんなのためという考えを消そうとした。
*さいきん、これが、官僚に著しくあらわれはじめている。
自己責任なくなり、身内の利益優先、組織防衛にはしる
*日本の閣議の時間は５分だそうです。
なんでも、事務次官（官僚）が打ち合わせてあらかじめ決めた法案
に順番に署名、印をおしていくだけ！司会は官房副長官（官僚）
予定外の発言は認められない！
こんなんでいいのか？
*余談：ブッシュが州知事時代に教育改革を行った。
教育補助金は個人に給付し、学区制をなくし
人気のある生徒が多くあつまる中小高校に生徒数に
比例して援助金をだした。学校に厳格なルールをつくり
治安よくし、それでもダメな生徒は放校にして、職業訓練
をしっかりうけさせた。テキサスは全米１の実績をあげた！
*日本はこういう間違った官僚の独占支配はおおきく修正して
どういうシステムに改革するか早急に考えて改革していかなければ
いけない！
と、こういった内容の講演、講義でした。